「時間だから食べる」って、本当に必要?

「お腹は空いてないけど、朝だから何か食べなきゃ」 「昼休みだから、とりあえずごはんに行こう」
こんなふうに、“空腹を感じていなくても食べる”ということが、当たり前になっていませんか?
昔の日本人がこんな食べ方をしていたかというと、実はそうでもありません。

現代の私たちは、いつの間にか「本能」ではなく「時計」に合わせて食事をしてしまう生活に慣れてしまいました。でも、そこに違和感を持ったことがある人もいるのではないでしょうか? 「本当にこんなに食べてていいのかな」「体が重い」「疲れやすい」…

この感覚、じつは身体が出しているサインかもしれません。


野生動物とペットの違いに気づいたこと

ふと思ったことがあります。サバンナやアフリカの大地にいる野生動物たちって、ほとんど太っていませんよね?あれはなぜかというと、彼らは「食べたくなったときに」「必要な分だけ」を「動いて獲得して」いるからです。

でも一方で、私たちの身の回りにいるペットの犬や猫はどうでしょう?
コロコロに太って、「可愛いね〜」と写真を撮られてSNSに投稿されていたりします。
けれど、実際はどうかというと、

  • 糖尿病や関節炎で病院通い
  • ペット保険に加入して医療費対策
  • 自然界の動物がかからないような生活習慣病にかかる

…そんな現実が広がっています。
これって、本当に“幸せ”なのでしょうか?
人間も同じような道をたどっていないか、少し立ち止まって考えてみたくなりませんか?


体にとっての“空腹”は、実はご褒美だった

私たちの体は、空腹になると「サーチュイン遺伝子」という“若返りスイッチ”が入るようにできています。
これは、別名「長寿遺伝子」とも呼ばれていて、

  • 細胞を若々しく保つ
  • 傷ついたDNAを修復する
  • 老化のスピードを遅らせる

といった働きをしてくれます。でもこのスイッチ、

“お腹いっぱいのときには働かない”

という特徴があります。
空腹であること、 つまり「何も入ってこないとき」にこそ、身体は細胞のメンテナンスを始めるのです。
そして同時に働くのが「オートファジー」という仕組み。

これは、細胞内の古くなった部品や老廃物を分解して、さらに再利用してくれる“体内の掃除機”のような働き。2016年には、この研究で日本人の大隅良典先生がノーベル賞を受賞したことでも話題になりましたね。


「1日3食」は人間の本能に合っているのか?

「朝・昼・夜の3食」は、もはや常識のように広まっていますが、実はこの習慣、歴史的にはまだ浅いものです。江戸時代までは一般庶民は朝と夕方の2食が基本でした。 農民も武士も、僧侶も、必要なときに必要な分を食べていた。

では、なぜ「1日3食」が当たり前になったのか?

明治時代、西洋文化が入ってきたときに「朝・昼・晩しっかり食べるのが文明的だ」という考えが広まり、 さらに高度成長期には食品業界や外食産業が“食べる機会を増やす”ことを推進したことで定着していったのです。

つまり、現代の「3食きっちり」は、健康のためというより“産業構造のために作られた常識”と言っても過言ではありません。


2009年、アカゲザルが教えてくれたこと

アメリカ・ウィスコンシン大学では、アカゲザルを使った20年間に及ぶ研究が行われました。
内容は、サルを2つのグループに分けて、

  • 🔷1つは「好きなだけ食べていいグループ」
  • 🟥もう1つは「カロリー制限をしたグループ」

この結果、カロリー制限されたサルたちは、

  • がんや糖尿病、心臓病などの病気が激減
  • 毛並みや肌ツヤもよく、見た目が若々しい
  • さらには寿命も長くなった

という驚くべき結果が出ました。
つまり、「食べすぎないこと」が身体の中の若さや健康を保つ力を最大限に引き出してくれることが、科学的にも証明されたのです。


空腹が続くと起こる身体の“いいこと”一覧

16時間断食やファスティングで空腹時間が長くなると、身体にはさまざまな“ご褒美効果”が現れます。

  • ✅ オートファジーが始まり、細胞の掃除が進む
  • ✅ 脂肪が燃えやすくなり、内臓脂肪も減少
  • ✅ 胃や腸が休まり、消化機能が改善&免疫機能が回復
  • ✅ 血糖値が安定して、眠気やだるさが減る
  • ✅ 脳内がクリアになり、集中力が上がる
  • ✅ 食欲のコントロールがしやすくなる

これらはすべて、私たちの身体が本来持っている機能。
「食べない時間」をあげるだけで、自然と引き出される力なんです。


健康寿命という、もうひとつの“寿命”

日本は世界有数の長寿国です。けれど、その裏側で問題になっているのが「健康寿命」と「平均寿命」の差です。

  • 平均寿命:命そのものの長さ(女性87歳・男性81歳)
  • 健康寿命:自立して生活できる長さ(女性75歳・男性72歳)

つまり、日本人は 約10年間も「病気や介護を受けながら生きる」 という現実があります。

医療が進歩したことで「死ねない時代」になったとも言えるでしょう。 ベッドの上で何年も過ごす人生と、元気に歩き・食べ・笑える人生。どちらが幸せかは明らかです。

だからこそ今大事なのは、

「どれだけ長く生きるか」ではなく、 「どれだけ元気に生きられるか」

という視点です。


未来の自分を苦しめる“今の自分”の習慣

現代人の体を壊す三大要因は、

  • 食べすぎ
  • 運動不足
  • 睡眠不足

この3つです。

特に「食べすぎ」は、身体にとって最大の負担。
糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞といった命に関わる病気も、日常の“食べ過ぎ習慣”から始まっています。

そして病気になってから薬や手術に頼る社会。
でもそれは「修理」にはなっても「本来の健康体」には戻れません。

未来の自分を苦しめないためには、今の小さな習慣を見直すことが必要です。


ファスティングや16時間断食は、難しくない

「断食」と聞くとハードルが高そうに思えるかもしれません。
でも実は、生活の中にちょっと取り入れるだけで十分効果が期待できます。

  • 夜8時に食事を終えて、翌日の正午まで何も食べない(これで16時間)
  • 週に2〜3回から始めてもOK
  • 水や麦茶などノンカフェインの飲料で水分補給はしっかり行う

最初は「お腹空いた〜」と感じても、慣れてくると空腹の時間が心地よくなります。
そして、身体の軽さや頭の冴えを実感するようになるでしょう。

あまりガチガチに頑張らずに、無理なくゆるく続けること。
そして「継続目標を1年以上の長期で設定する」
これが続けていくための最大のコツです。


最後に:「生き方」を見直すことは、「食べ方」を見直すことから

空腹は敵ではなく、身体を若返らせる味方。
サーチュイン遺伝子やオートファジーは、私たちに備わった素晴らしい仕組みです。

大切なのは「食べること」より「食べない時間を持つこと」。
飽食の時代だからこそ、“食べない勇気”が未来の自分を救います。

長生きすることが目的ではなく、

健康で元気に、自分らしく生きる時間を増やすこと。

それが、人生100年時代を楽しむための本当の知恵だと思いませんか?

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